Liquid pouch motorは、パウチの中に入っている液体が特定の温度で気化することにより、膨らむ性質をアクチュエータとして応用したものです。
Video
Preparation time: 10 min
Process time: 40 min
材料
- ナイロンフィルム Nylon-LDPE film (or Alminium-Nylon-LDPE film)
- 低温気化液体 (3M Novec 7000)
- 注射器と針
- 両面テープ
- コップ
- アクリルシート (今回は、A4のクリアファイルで使われているPPを使用。動かして見たい好きな形はなんでも良い。例えば、今回は蝶々をデザイン butterfly)
道具
- 熱シーラー (NL-202J)
- ハサミ
- 電気ポット(オプション、お湯のために)
手順
切る
作るパウチのサイズに合わせてナイロンフィルムを切ります。今回は蝶々の胴体になるので、蝶々の胴体の長さにパウチの長さを合わせます。5cmほどの幅で切ります。
シーリング(熱で圧着)
シーラーの温度を2.5に合わせます。機械によっては温度設定が変わってくる可能性があるので、事前にテストして見ましょう。パウチの3つの面を止めておきます。残りのフィルムを切り離しましょう。
Novec液を入れる
止めてない面にNovec液を入れます。まずコップにNovec液を入れて、注射器で吸い上げます。パウチの止めてない面から注射器の針を入れて少しだけ入れます。今回のサイズ(5cm x 1cm)の場合、きちんと膨らむために少なくても20μL以上は入れましょう。
シーリング
Novec液を入れたパウチを液がこぼれないように気をつけながら最後の止めたなかった面をシーラーで止める。
膨らませる
コップにお湯を用意する。Novec液の沸点は34度なので、50度ぐらいのお湯で十分。パウチをお湯に近づけて入れてみると、パンパンと膨らむ!
蝶々
アクリルシートを蝶々型に切っておく。胴体が入る部分を切り離して両面テープを貼る。作っておいたパウチを胴体となる部分につける。
羽ばたくアクチュエーター
お湯を入れたコップの上に蝶々を乗せると、蝶々の羽が動きだす。冷ますと羽が元の位置に戻る。温めたり冷ましたりしながら蝶々を羽ばたかせてみよう。
Downloadable Data
- Design of acrylic sheet : Butterfly (pdf)
More Informations
- Instructor in video : Hiroki Sato
- Contributors : Koya Narumi, Ryuma Niiyama, Yoshihiro Kawahara
- Research page : Electric phased-change Actuator (Kawahara Lab, The University of Tokyo)
- Research paper : Electric phase-change Actuator with inkjet printed flexible circuit for printable and integrated robot prototyping
- Related art work : Papilion (ARS Electronica2017)